さて、それでは疑問形の表現にいきましょう!
博多弁でも最も有名な表現で、博多弁がかわいいと言われる所以ですので、ご存知の方も多いかもしれませんが、博多弁では、疑問形は基本的に文末に「~と?」がつきます。
たとえば・・・
標準語 博多弁
「行くの?」 → 「行くと?」
「どうするの?」→ 「どうすると?」
「好きなの?」 → 「好きと?」
ここで第1回目でお教えした、否定形と組み合わせても同様です。
標準語 博多弁
「わからないの?」→「わからんと?」
「食べないの?」 →「食べんと?」
「しないの?」 →「せんと?」
「いないの?」 →「おらんと?」
応用になりましたが、おわかりいただけたでしょうか?
では、次に基本形以外の疑問形にいきましょう。
疑問形でも、標準語で「~でしょ?」「~んでしょ?」という表現の場合、博多弁は次のような表現になります。
標準語 博多弁
「~でしょ?」 → 「~やろ?」
たとえば・・・
標準語 博多弁
「学生でしょ?」 → 「学生やろ?」
「知らないでしょ?」→「知らんやろ?」
一方、似たような標準語ですが、博多弁では次のようになります。
標準語 博多弁
「~んでしょ?」 → 「~っちゃろ?」
「~んじゃない?」→ 「~っちゃない?」
たとえば・・・
標準語 博多弁
「来たんでしょ?」→ 「来たっちゃろ?」
「いるんじゃない?」→ 「おるっちゃない?」
似たような2つの標準語ですが、博多弁では表現が異なりますので注意してください。
こうして比べてみると、違いがおわかりいただけると思います。
他の地域の方々いわく、この博多弁を女の子が使うとかわいいらしいので、ぜひ女性にマスターしていただきたい表現です(笑)