さて今回は、現在(進行)形、過去形を見ていきましょう!
まずは現在形です。
標準語「~してる」が、博多弁では、「~しとう」となります。(「~しよう」と言う人もいます。これは人それぞれですね)
標準語 博多弁
「座ってる」 → 「座っとう」
「気づいてる」 → 「気づいとう」
「勉強してる」 → 「勉強しとう」(「勉強しよう」)
感覚はつかんでいただけましたでしょうか?
ちなみに、よくテレビなどで博多弁で好きを伝える表現として「好いとーよ」と言われますが・・・実際の博多弁では使いません(笑)。
「好いとーよ」を標準語に直すと、「好いてるよ」となってしまうからです。
詳しくは、それは違うよ博多弁 「好いとーよ」とは言いません で詳しく解説しているのでご参照ください。
さて、次に過去形です。
標準語「~してた」が、博多弁では「~しとった」となります。(これも、「~しよった」と言う人もいます)
状態を表す過去形「~だった」は、博多弁では「~やった」となります。
標準語 博多弁
「歩いてた」 → 「歩いとった」
「見てた」 → 「見とった」
「話してた」 → 「話しとった」(「話しよった」)
「雨だった」 → 「雨やった」
「きれいだった」→ 「きれいやった」
応用で、過去形の否定形は、次のようになります。
標準語 博多弁
「否定形+かった」 → 「博多弁の否定形+かった」
たとえば
標準語
「知らなかった」 → 「知らんかった」
「いなかった」 → 「おらんかった」
この場合にも、人によっては「知らんやった」「おらんやった」というように「博多弁の否定形+やった」と言う人もいますが、それも博多弁としては問題ございません。
なんとなくおわかりいただけたでしょうか?
博多弁の感覚がだんだん身についてきてくだされば嬉しいです。